「たべられません」

はい
今日はちょっと
食べられない物のお話

ガレットなんかの小袋に
お菓子と一緒に入っているの
わかりますか~

そう
あれ
あれ

何か
お菓子がもつための物
そうその通り

簡単に言うと
酸素を取り去る
中身は粉状の
脱酸素剤

水分を
取り除く
まるいつぶつぶの
乾燥剤

他にも
アルコールで
置換するものなんかがあります

今回は
ガレットで使ってる
脱酸素剤と乾燥剤について

どちらも
美味しさを保つための
仕事をします

使い分けは
一般的には

水分の少ない
クッキー類には
乾燥剤

水分の多い
パウンドケーキには
脱酸素剤

使う袋も脱酸素剤は
空気の出入りがない
ガス袋と言う専用の袋です

ただ
パティスリーガレットでは
ガレットブルトンヌには
脱酸素剤を使ってます

材料にバターが多いので
酸素があると
酸化が進んで
おいしくなくなります

実はここ
めっちゃこだわりなんです
他ではあまり見かけません

逆に
キャラメルガレットには
乾燥剤

カリカリの
おいしい食感を
キープします

んっ?
酸化
大丈夫なん?

そう
そうなんです
その替わり

酸化が進みやすいので
ガレットブルトンヌより
お日持ち短いです

そんな感じで
お菓子に合わせて
使い分けてます

ギフトなんかは
お日持ちも
大事ですからねぇ

店頭には
焼きっぱなしの
ガレットブルトンヌも
並んでます

これは
そのままお持ち帰りいただくので
賞味期限は
3日です

それぞれに
おいしさと
食感と
お日持ちに
違いがあります

と言うことで
食べられないけれど
おいしく食べるための

裏方の
脱酸素剤と
乾燥剤の
お話でした

この記事を書いた人

久保 徹也