ガレット通信 VOL.2「ガレットブルトンヌ」

「ガレット」
こんにちは!ガレットの販売責任者スマイルメッセンジャーの久保正子です。ガレット通信創刊号では、たくさんの反響をいただき、どうもありがとうございました!

今回第2号では、パティスリーガレットの屋号にまつわる秘話をこっそり(笑)お話します。

「ガレット」は、皆さんご存知のとおり、ちょっとお塩のきいたバターたっぷりの厚焼きクッキーです。フランスブルターニュ地方の伝統菓子「ガレット・ブルトンヌ」から、パティスリーガレットの屋号が生まれました。もちろん、このお菓子がガレットのチーフが一番好きな焼き菓子です!

実は、この「ガレット・ブルトンヌ」、とっても大変なお菓子なんです。配合の半分以上がバターで、こんな贅沢なお菓子はなかなかありません。バターが多くて何が大変って、バター不足でも確保に大変でしたが、作るときの取り扱いがとにかく大変!! 常温で置くとすぐに生地がやわらかくなってバターが溶け出してきます。そうなると型を抜くことが出来ないし、美味しさにも影響が・・・。なので、生地は冷凍庫で冷やし短時間で型を抜き、また冷蔵庫で冷やしながら卵を塗っていく。他の焼き菓子に比べるとはるかに手間のかかるお菓子です。

かれこれ14年前のオープン当初、パイローラーという生地を伸ばす機械もなく、全て手作業。作っても作っても追いつかず、ガレットなのにガレットが無い状態が続き「なんでガレットなんていう屋号にしたんだ~(涙)」なんていう苦い経験も(>_<)

それでもやっぱり、ガレットが好き。がんばって、ガレット焼いてます!

それから、もうひとつおまけ!チーフのカスタードクリームやプリン、自信作なんですが・・・。これらのお菓子に入れる黒いつぶつぶ、甘~い香りの「バニラビーンズ」。実は、屋号の候補にこの「バニラビーンズ」もあがっていました。今、このバニラビーンズが悪天候による不作続きで採れなくなるかも!と言われています。バニラビーンズという屋号にしなくてよかったなぁ・・・と。

「編集後記」

 ガレット通信第2号、いかがでしたでしょうか?!2004年のオープン当時が昨日のことのように思い出されます。今ではすっかり当たり前のように、みなさんに「ガレットさん」って呼んでいただいて、とってもとっても嬉しいです。今後もみなさんと一緒に歩んできた14年間のこと、いろいろお話できたらと思っています。来月号も、どうぞお楽しみに❤

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masako-kubo