平窯入れ替えます

平窯オーブンの入れ替えをすることになりました

ガレットの開店から頑張ってくれて16年
まだ16年ですがガレットは焼き菓子やクッキーのお店なので
ほぼ午後はフル回転かなり酷使してしまったようです





平窯オーブンは庫内の上下に電熱線が張ってあり通電することで発熱するシステムです
使っていくうちに劣化でその線が痩せていきます
痩せていくと温度は出るのですが持っている熱の力
エンジンで例えるとトルクが少なくなっていきます
温度計では160℃は出てるのですが

生地などを入れた時に熱が取られて一旦温度が落ちて
元に戻るまでの時間がだんだん長くなっていきます
対策として現在は170℃に上げて焼いていますが
今度は表面だけが高温で焼ける…
そんな中でいつも同じように焼き上げる
それが窯番の腕の見せ所!なんですが…

何とかだましだまし焼いてきましたが
焼きむらも激しくなってきて…
焼きむらと言うのは場所によって火の入り方が違う事ですが
焼成途中で回転したり場所を変えたり
焼けたものから出したりこれまた窯番の腕の見せ所!なんですが…

そんな感じで入れ替えることにしました
私は抜けのいい窯が好きなので…
抜けのいい窯とは蒸気をためない、密閉が高くない窯
しかも密閉のいい窯はお値段高めなので
手が出ないのもあります

新しくなる窯は写真とおんなじ
明和さんの二枚差し三段…
一段に鉄板が2枚それが上下に3段
つまり一度に6枚入る大きさです
たぶん見た目は変わらないので新しくなったことに
お客さんもスタッフも私も気が付かないかも

ちなみに八尾の施設で使っていただけることになってます
とにかく16年間ご苦労さんでした~

この記事を書いた人

久保 徹也