「ひらのサブレ」のお話 その①

「ひらのサブレ」のお話 その①

聖徳太子が開いたとされる環濠自治都市「平野」
そんな町を今までずっと支えてきたのは、世話好きで、新しもん好きで、お祭り好きで、よ~しゃべるおもろい町の人たちです。色んな個性が集まり町を形作っているように、「ひらのサブレ」にも色んなおいしい味を揃えました。
 平野の人たちが平野を誇りに思うように、「ひらのサブレ」が平野の人たちに自慢してもらえるお菓子であればと思います。

ひらのサブレ

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「なんか平野のお土産になるようなお菓子無いの?」お客さんによく聞かれる言葉です。
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平野(ひらの)は古い町並みが残る歴史のある町です。歴史のある町は逆に若い世代が出て行ってしまい、高齢化していたり、観光地化してしまい、昼間は人がいるのに、夜の人口が少なくなったりしてしまう、実際の生活の場として町の機能が衰えてしまいがちと言われます。しかし平野は古くからの町ながら代替わりがきちんと働き、お年寄りから若い子育て世代までが程よく混じりながら暮らしているとても珍しい町と言われています。そのため日本各地の都市部ながら過疎化が起っている町の方が視察に来らるほどです。
ガレットのある平野郷と呼ばれる地域は小学校校区で見ると洋菓子屋さんより和菓子屋さんの方が多い、そんなところです。のし掛け全包装が当たり前で進物文化がまだまだ残っています。和菓子屋さんは伝統のあるお店ばかりで、それぞれ平野銘菓を作っておられます。

果たして洋菓子屋に何かできるのかな?そんな思いで平野土産の事を考えていました。

その②に続く

この記事を書いた人

久保 徹也