米粉ガレット

今日は型のお話
米粉ガレットの事も
伝えたいけれど~~~~~~~~~~~~~

はい
ガレットは金属製のセルクル
まるい平べったい底の抜けた輪っかで焼きます
こんなの

ガレットは配合に占めるバターの割合が多いので
型に入れずに焼くと
びろ~~~~ん と伸びてしまいます

で 
型に入れて焼くのです
何でそこが付いてないか?

先に
ガレットは
バターの多い生地とお話ししました

そうそう!
そうなんです

底の付いた型で焼くと
焼くときに
溶け出たバターが
底にたまって
油で揚げたような状態になります

がりっとした
天ぷらならおいしいんですが…
そのための
そこの付いてない焼き型なんです

でも…
金属製のセルクルは作業性が悪くて…
何とかならないかな…

よく見かけるのは
アルミの型
う~ん

油分が抜けません
おまけにアルミの味が…
うちの配合ではダメでした

いろいろ試しました
シリコン型
これもダメ

メッシュのシリコン型
おおっ!
これなら余分なバターが抜けて
GOOD!

でも
しばらく使うと
メッシュ部分に生地が詰まって…

ていねいに洗っても
細かく破れて
裏側に付いてきてしまいます

う~ん
何かいいものないかな?
と考えながら
やっぱり基本が間違いないよねと言いながら
毎日、金属のセルクルで焼いていました

そんな時店先に
怪しいスーツ姿の人が
「ガレットさんにぴったりの型作ったんです!」
紙製品の製造メーカーの方でした

聞いてみると
新商品が出来たんですが
これはガレットに最適だ!
で調べたら
パティスリーガレットさん
これは使ってもらうしかない!

それは紙でできた
平たい
焼成用のカップでした

紙製でしっかりしてて
耐油で
オーブンに入れても大丈夫
開発は大変だったみたいです


半信半疑で焼いてみると!
なんと耐油なんですが
紙なので
余分な油を吸ってくれて

油で揚げることなく
サクッっと
ホロっと!

おお~~~~~~~~~~~っ!
これいい
めっちゃイイ!

作業性も抜群!
ゆうことなし
メーカー直なので
ロットの多さをのぞいては、笑

と言うことで
それ以来
ガレットの焼き型は
紙製の焼成型を使ってます

口下手なメーカーの方が
意を決して
飛び込んできてくれたおかげです

そんな出会いが
ガレットの型には詰まってます
出合いに感謝です!

と言うことで
米粉のガレット
ふ~ん
そうなんやと思いながら
食べときましょか

この記事を書いた人

久保 徹也